『浅草』と言えばな観光スポットを調べてみた

浅草と言えば雷門や柴又帝釈天など世界中で有名な観光スポットがありますが、名前は聞いた事があるけども実は知らないスポットが多いので、今回は浅草の有名な観光スポットについてまとめてみました。

浅草花やしき

日本の遊園地の先駆け的存在の「花やしき」は、1853年(嘉永6年)に千駄木にあった植木商の森田六三郎さんにより、菊細工をテーマとした植物園の「花屋敷」として開演されました。

当時の敷地面積は約8万m2で、江戸期には大勢の茶人や俳人らの集会の場として、また大奥の女中らの憩いの場として利用されてきました。この時はブランコが唯一の遊具だったそうです。

それから本格的な遊園地に様変わりしたのは1953年です。ローラーコースターをはじめとした、現在も可動しているアトラクションが多く登場し園内には植物園も残っていました。

古くからある遊園地で昔の良さが残っており、名物アトラクションは「お化け屋敷」です。一時期は本物の霊が出ると噂されていた「お化け屋敷」の営業が終了し、2011年に新しい「お化け屋敷 ~桜の怨霊~」がオープンされました。

2018年で開演165年を迎えた花やしきは入園料が1000円と安く、誰でも気軽に入園して楽しむ事ができる遊園地です。

浅草演芸ホール

浅草演芸ホール」は歴史がある寄席として知られており、現在でも人気のある演芸ホールです。落語を中心に漫才や手品など色物芸が日々多くの芸人に披露されています。

この浅草演芸ホールは「第二次世界大戦」終了から6年後の1951年(昭和26年)に、東洋興業がストリップ劇場の「フランス座」を開業しました。

それから1964年(昭和39年)に「フランス座」が閉鎖され新しい劇場である「東洋劇場」が開場されました。この東洋劇場は多くの芸人が巣立っていった場所として知られており、渥美清萩本欽一ビートたけし、さんらが輩出されました。

そして1964年に東洋劇場の建物を増築して、4階と5階に落語定席「浅草演芸ホール」が開場されました。現在は毎月10日ごとに出演者と演目が入れ替えられており、1日~10日は 落語協会、奇数月上席(かみせき)、11日~20日落語芸術協会、奇数月中席(なかせき)などとなっています。

観光船ヒミコ

「観光船ヒミコ」は東京湾のクルーズを楽しむ事ができる水上バスです。「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」の生みの親である、漫画界の巨匠「松本零士」さんによるデザインで、ティアドロップ(涙滴)をコンセプトに、子どもたちが乗ってみたいと思ってくれる船を目指して作られました。

船内では「銀河鉄道999」に登場するキャラクターの、星野鉄郎メーテル・車掌、などが船内放送をしており一緒に旅をしているような気分で、子供から大人まで楽しむ事ができます。

ヒミコが出港するのは1日に数回で約50分をかけて「お台場海浜公園」まで、約70分をかけて「豊洲」まで出港します。乗り場としては、日の出桟橋、浅草、浜離宮豊洲お台場海浜公園パレットタウン東京ビッグサイト、となっています。

またイベントクルーズも定期的に開催されており、春は隅田川ルートで「お花見」を、また夏には「隅田川灯篭流し」をヒミコに乗りながら見る事ができます。チャーターも行っているので会社の行事などでも利用する事が可能となっています。

仲見世通り

仲見世通り」は金龍山 浅草寺(観音さま)の雷門より、宝蔵門の前まで約250メートルに亘る参道両側で、江戸趣味小物やみやげ物を売る店が90軒近く並んでいる通りです。

仲見世通りは最も古い商店街の1つとして知られており、元禄、享保(1688~1735年)頃に仲見世が始まったと言われています。現在は東側に54店、西側に35店の計89店の店舗があり、統一された美しい電飾や四季折々の装飾が石畳に映え、雷門をくぐった大勢の観光客がこの場を訪れます。

一年を通して国内外から多くの観光客が訪れ日々賑わっており、特に人が集まるのが大晦日です。大晦日には仲見世通りの飲食店に加え、多くの店が出店される事でお祭りのような雰囲気となります。

映画「男はつらいよ」の寅さんの実家として登場していた団子屋の「とらや」もこの仲見世通りにあります。また病即消滅・不老不死で有名な柴又帝釈天もあります。

浅草寺・雷門

浅草と言えば「雷門」が有名ですが、この雷門は浅草寺の山門で正式名称は風雷神門となっており、「雷門」と書かれた提灯の逆側には「風雷神門」と書かれています。

ここ浅草門は日本を象徴する風景として海外で認知されており、外国人向けに日本を紹介するパンフレット、お土産のレリーフなどに採用されています。

雷門は浅草のランドマークとなっており、門に向かって右側に風神、左側に雷神が配されている朱塗りの山門で、門の中央には、重さ約700Kgの提灯が吊りさげられています。

雷門の呼称は江戸時代の川柳に初めて登場し、雷門の名前が書かれた提灯が奉納されたのは1795年とされており、浮世絵の題材ともなっていたそうです。

雷門がある浅草寺はとにかく見どころが多い観光スポットで、本堂をはじめ五重塔や伝法院などお寺が好きな方にはたまらない場所となっています。